社長の漠然としたお金の不安を安心に変え、本気でなりたい会社を目指す社長をご支援。
融資コンサルタント 財務戦略パートナーの長瀬あさみです。
最近、財務や資金繰りに
とても関心が集まっているなぁ
と感じる事があります。
本屋さんの特集コーナや
月額課金のビジネス番組など
様々なところで会計や財務、資金などの
言葉を目にします。
もちろんコロナの影響が大きのでしょうが
コロナの少し前くらいから
関心が高まっているように感じています。
日々、多くの社長とお話している中で
出会ったばかりの社長に共通して質問されるのが
「会計の勉強をしようと思うのですが
やっぱり簿記から始めるべきですか？」
という質問です。
この質問は歴代ベスト3に入るほど多い質問です。
答えはいつも
「社長は簿記を勉強する必要はないですよ。」
と答えています。
簿記は
”決算書の作り方”
を学ぶ内容になっています。
社長の仕事は
”決算書の読み方”
が必要になってきます。
簿記の内容には残念ながら
”読み方”は入っていません。
勉強するのは無駄とは言いませんが
遠回りになるのでお勧めしていません。
それに資格としての勉強内容なので
実務には中々出てこないような内容も含まれるので
あまり実務でも活用できない勉強内容になっています。
もちろん経理の方やコンサルや士業などの
支援する側の人は
簿記の知識も必要かもしれませんが
”社長”が”簿記”の勉強をするのは
必要ないと感じています。
勉強する時間と意欲を、
自社の決算書や試算表をどう読み取るべきなのか
向き合う事で現状や今後の経営を
どうしたらいいのかが分かるようになるので
まず自社の決算書を読み取れる習慣をつけてほしいな。
と思います。
もちろんご自分でも本などで勉強する事も可能です。
ですが、専門家の方と一緒に決算書や試算表を読み解きながら
今後の経営方針を決める事も大変お勧めです。
お金の流れまでしっかりとつかみたい！
という方は
お金の流れが書いてある
「資金繰り表」も必要になってきます。
決算書や試算表には
お金の流れは書いていません。
ですが、お金の流れというのは
人間の身体でいう”血液の流れ”と同じです。
経営においてお金の流れは会社の命にかかわります。
大げさに言うと
試算表や決算書より
お金の流れの方が重要です。
お金の流れは見えていない…
という方はぜひお金の流れが見える
「資金繰り表」の作成に挑戦してみてください。
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